悪のカリスマ 名作を作り出す者たち~ディオ・ブランドー後編~

こんにちは

 

漫画大好き漫画太郎です

 

前回はジョジョの奇妙な冒険に登場するディオについて紹介していきました

実はディオは第1部のラスボスであるとともに、

第3部ジョナサンの孫ジョセフの孫空条承太郎が主人公の第3部のラスボスとしても登場します

その時にはディオ・ブランドーではなく、DIOという表記に代わっています

3部ではスタンドという新しいパワーを身に着けさらに強力な敵として現れるDIO

そんな彼の魅力について紹介していきます

 

 

1、100年後も悪のカリスマは健在

ジョナサンとの闘いにより海底へ沈んでいたDIOですが、

ジョナサンの体を乗っ取り海底から引き揚げられたことによって復活します

そこでエンヤ婆というスタンドという能力を発現させる

矢によってスタンド(その人自身の念能力的なもの)が発現します

スタンドのパワーも使いながら、

100年前は、人間をゾンビ化して配下にしていましたが、

恐怖によって人間の配下をどんどん作っていきます

その配下たちが因縁の敵であるジョースター一族のジョセフと承太郎一行を

暗殺する刺客として送り込まれていきます

無理やり洗脳されて部下になった者もいますが、

「悪には悪のカリスマが必要なんだよ」

と言わしめるほどの求心力を持ったカリスマであることがうかがえます

ほとんどの者がDIOに忠誠を誓い命まで差し出すというのがすごいですよね

 

2、ザ・ワールド

DIOスタンド能力は「世界」ザ・ワールドです。

もう世界征服したい気満々のネーミングなのがやばい!!

とツッコミ入れたくなりますよね

さらに能力自体もとてつもなく凶悪で、

時間を止めることができその間自分は自由に動けるというものです

もう、小学生が俺の考えた最強の能力!!!みたいな話ですよね

実際この能力を使って主人公サイドのキャラをどんどん倒していきます

花京院の最期はほんとに涙が出てきますが、

仲間たちが能力の秘密を暴いて承太郎に託して死んでいくシーンは感動します

最終的には同じく時を止められるようになった承太郎に敗北してしまいます

まさか自分の能力まねされるとは思わないですよね

ちょっとDIOに同情します

 

 

3、人間をやめた割には人間臭い

DIOの魅力は一言でいえば、人間をやめたといいつつも人間臭いことを

無意識でやっているところではないでしょうか

DIOは悪のカリスマでもありますがちょっと小物っぽいことをする所も

どこか憎めないキャラであり、最高の敵キャラなんだと思います。

特に最後の承太郎との最終決戦では止まった時の中を動けない承太郎に対して、

あまりにも慎重に飛び道具を使ったり、遠目から生きているか確認したり、

ロードローラーで押しつぶそうとしたりするなど、かなりビビってますよね

あとは、パワーアップを果たした時に時を止めた中で

「実にすがすがしい気分だ歌でも一つ歌いたいようないい気分だ」

「最高にハイってやつだーーーー!!!!」

というように新しいものを手に入れてうれしがっている人間のようなセリフを言ったり

ちょっとかわいらしい部分もあるのがDIOの魅力だと思います

 

 

2回にかけてDIOの魅力について紹介してきましたが、

1部と3部共通して言えるのは、人間をやめた割にはやめきれないところだったり、

目的達成のためには手段を択ばずどんな汚い手でも使うところ、

圧倒的な強さや能力で絶望感を与えるところなどがすごいですよね

しかし、1部と違い3部ではちゃんと人間の忠誠を誓う部下が何人もいて

恐怖による支配や何でも言うことを聞く駒ではなく、

組織を作っているところなどが、よりDIOの魅力を引き立てているのではないでしょうか