「将棋」の駒を漫画キングダムの人物から見ると面白い!!~其の参~
皆さん、こんにちは。
さて今まで将棋の駒を漫画キングダムの人物に例えて紹介してきましたが、紹介する駒も残すところあと二つになりました。
最後に紹介する二つの駒は進み方もですが、相手側に入った時に裏返せる「成駒(なりごま)」になった時の駒に書いてある表記がカッコイイので敢えて最後に残しました。
ちなみに前々回と前回の記事はこちらになりますので気になる方は読んでみて下さい。
前々回の記事
https://ponyoponyotan.hatenablog.com/entry/2020/11/09/223033
前回の記事
https://ponyoponyotan.hatenablog.com/entry/2020/11/19/123558
今回も同様に合従軍戦・函谷関防衛戦から秦国側の人物になります。
①縦横無尽に動くことができ、成駒でも最強の駒。それが「飛車(ひしゃ)」。
前回紹介した右側にある桂馬の一つ上に位置するのが飛車になります。
縦横を無造作に動くことが可能で、相手側の出方によってはいくつもの戦法があります。
序盤でこの駒を取られてしまうと不利な状況にもなりますし、逆を言えば相手側からこの駒を取ってしまえばかなり有利な展開を運ぶことが可能です。
しかもこの駒は相手側に入って裏返すと「龍王(りゅうおう)」になり、飛車の進み方に加えて斜めに1マス動くことができるようになり、名前の通りかなり強い駒に変わります。
キングダムの人物では後ほど記載するもう一人の将軍と迷いましたが、秦国の天下統一に最も貢献した「王翦(おうせん)将軍」ではないでしょうか。
勝ちに対して強い執着を持ち、今までの戦の全てにおいて勝ちを収めています。
その強さは軍略家として秀でている点にあり、状況を全て先読みし、現地での予想外の状況を瞬時に判断する力をもっています。
まさに「龍王」という名にふさわしい将軍だと思います。
参考
②マス全体を常に見まわしておかないといけない。それが「角行(かくぎょう)」。
①で紹介した「飛車」とは反対側に位置します。
進み方は斜めに何マスでも動くことができます。
飛車と同様に序盤で取られてしまうと不利な状況になるため、できる限り取られないようにすることです。
この駒も相手側に入って裏返すと「龍馬(りゅうま)」になり、角行の進み方に加えて縦横に1マス動くことができるようになります。
キングダムの人物で例えるなら「桓騎(かんき)将軍」ではないでしょうか。
遠くに狙った獲物は逃がさない。
元が盗賊出身というのもあり、敵軍全ての首をはねてしまうという残虐非道な人物ですが、武力だけで勝負を挑まずに相手の嫌なところをつきながら戦うのがこの将軍の特徴です。
桓騎将軍の元で従う部下たちも一癖二癖ある他の将軍とは違う曲者ぞろいです。
こうした癖のある将軍が読者側では人気があります。
参考
皆さん、いかがでしたでしょうか?
今回は「飛車」と「角行」を紹介しました。
全三回に分けて駒の進め方を漫画キングダムの人物に例えて紹介してみましたが、将棋というものの面白さを少しはお分かりになっていただけましたでしょうか?
もし将棋をやってみようと思った方やこれから漫画キングダムを読んでみようと思った方がいれば今回の記事を思い出してもらえればうれしいです。
ではでは。